Another Genesis

他愛のない独言と覚書。一言で言えば掃き溜め。鶴はいない。たぶん。

No.455

#創作メモ

リューザと竜のはなし

いわゆるネタバレ的なやつ。
privetterに掲載していましたが、削除したいのでこっちに持ってきました。


まず前提として、リューザとサーシャが血の繋がりの無い兄妹であるというところから説明が必要でした。
リューザは孤児としてまだ子供のなかったサーシャの家に引き取られました(このときまだサーシャは生まれていない)
しかしリューザは当時から禁術に興味を示しており、信仰の篤い家庭内では良い扱いをされていませんでした。
そんな中、実子であるサーシャが生まれ、ますますリューザの立場は悪くなっていきました。両親の思惑はさておき、兄妹仲は悪くなかったようですが(というか、事情を知らないサーシャが一方的に懐いていただけという説もある)

ある日、サーシャがリューザの真似をして禁術を実行しました。それだけの神力がサーシャには既にありました。
実行したのは召喚魔法ーー異界から異端を呼び寄せる禁術。
リューザ大慌て、サーシャ大喜び、両親大激怒。
この一件が切っ掛けでリューザと一家の関係には決定的な亀裂が生じ、結果としてリューザは成人を期に勘当同然で家を出たのでした。

このとき呼び出されたのがこの竜。
一度呼び出したものは、術者でなければ元の世界に戻すことは出来ず。
既に術者と連絡を取ることもかなわない、ましてや見よう見まねの術で呼び出されたものとあってはどうしようもなく。よく分からないまま懐かれてしまったこともあってリューザはやむなくこの竜の面倒をみることにしたのでした。
竜は異端扱いされているものの、特に誰かに危害を与えることもなく、ただリューザの行く末を案じるだけの良い奴です。しかし二人(もとい一人と一匹)仲良く異端者なのでそれはそれ。

余談1:この竜はドラゴン世界の基準ではまだ子供らしい。
余談2:サーシャは当時のことを覚えていません。なので竜を見ても何も思わないのでは。畳む

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